DIORE CLINIC
4.8(400+)
こんにちは、江南駅ディオレ医院の代表院長です。
📅 最終更新: 2026年3月
要点: ウルセラは高密度焦点式超音波(HIFU)で皮膚4.5mmの深さにある筋膜層(SMAS)まで到達して「リフティング」を作り、ソフウェーブは平行超音波ビーム(SUPERB™)で1.5mmの真皮中間層を広く加熱して「タイトニング」を作ります。 2つの機器は狙う深さが異なるため、輪郭リフティングが目的ならウルセラ、細かいシワ・ハリ改善が目的ならソフウェーブがより適しています。
「ウルセラとソフウェーブ、どちらも超音波でリフティングするそうですが、具体的に何が違うのですか?」診察室で最もよく受ける質問のひとつです。今日は2つの施術の原理と違いを最初から整理してみましょう。
ウルセラは高密度焦点式超音波(HIFU)エネルギーを皮膚の深部にある筋膜層(SMAS layer)まで届ける施術です。手術的フェイスリフトで外科医が直接引き上げる、その筋膜層を超音波エネルギーで非手術的に刺激する方法と理解すると分かりやすいです。
ウルセラの核心技術はDeepSEE™リアルタイム超音波画像です。施術中に皮膚内部をモニターで直接確認できるため、骨や血管などの構造物を避けながら、狙った深さに正確にエネルギーを届けられます。1.5mm・3.0mm・4.5mmの3種類の深さのトランスデューサーを使用し、真皮層から筋膜層まで多層的に治療します。米国FDA承認を受けた非侵襲的リフティング機器で、世界中で56件以上の臨床研究と260万件以上の施術データが蓄積されています。
ソフウェーブはSUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam)技術により、7本の平行超音波ビームを同時に発射して、皮膚内部の1.5mmの深さにある真皮中間層へ熱エネルギーを集中的に届けます。
従来のHIFUが点(dot)単位でエネルギーを照射するのに対し、ソフウェーブは長い円柱状(cylindrical)の熱柱を作って、隙間なく均一にエネルギーを伝えるのが特徴です。60~70°Cの熱でコラーゲンを部分的に変性させ、その刺激が新コラーゲン生成(neocollagenesis)と新エラスチン生成(neoelastogenesis)につながります。2024年のGoldらの臨床研究では、ソフウェーブ施術後に眉のリフティング、あご下・首のたるみが有意に改善し、痛みも十分耐えられるレベルと報告され、2025年にPMCに掲載された組織学的研究では、施術2か月後に真皮中間層のコラーゲン線維密度の増加とエラスチン線維の再生・配列が確認されました。内蔵のSofCool™クーリングシステムが表皮を保護するため火傷のリスクが低く、軟膏麻酔後であればほとんどの方が十分耐えられるレベルです。
| 項目 | ウルセラ | ソフウェーブ |
|---|---|---|
| エネルギー方式 | 高密度焦点式超音波(HIFU) | 高密度平行超音波ビーム(SUPERB) |
| ターゲット深度 | 1.5mm・3.0mm・4.5mm(多層) | 1.5mm(真皮中間層) |
| 主なターゲット層 | 筋膜層(SMAS) + 真皮層 | 真皮中間層 |
| 主な効果 | 深いリフティング、輪郭整理、ボリューム減少 | 細かいシワ改善、肌のタイトニング、弾力向上 |
| リアルタイム画像 | あり(DeepSEE™) | なし |
| クーリングシステム | 別途なし | 内蔵(SofCool™) |
| 施術時間 | 60~90分 | 30~45分 |
| 痛みの程度 | 超音波画像で正確な層に照射すると、思ったより快適(軟膏麻酔推奨) | 軟膏麻酔後で十分耐えられるレベル(冷却内蔵) |
| ダウンタイム | ほぼなし(一時的な腫れ・圧痛の可能性あり) | ほぼなし |
| 効果の出現時期 | 2~3か月後に始まり、6か月で最大 | 1~3週間後に始まり、3か月で最大 |
| 効果持続期間 | 1~2年 | 1~2年 |
| FDA承認範囲 | リフティング(眉、あご下、首) | リフティング + しわ改善 + 上腕のたるみ + セルライト |

表を簡単に要約すると、ウルセラはより深い層まで多層的に扱う「リフティング」に、ソフウェーブはより浅い層を広く均一に扱う「タイトニング」に強みがあると整理できます。
ウルセラがより適している場合
ソフウェーブがより適している場合
簡単にまとめると、輪郭とライン整理が目標ならウルセラを、細かいシワ改善と弾力回復が目標ならソフウェーブを優先的にご検討ください。
2つの施術は競合関係というより、補完関係に近いです。ターゲットとする皮膚層が異なるため、併用すると相乗効果が期待できます。
どの組み合わせが最適かは現在の肌状態によって異なるため、経験豊富な専門医との相談を通じて決めることをおすすめします。
江南エリアでウルセラ・ソフウェーブの相談を受ける外国人患者様は滞在期間が決まっていることが多く、他の施術との組み合わせやスケジュールの組み方を特に具体的に質問されます。
Q. ウルセラやソフウェーブの前後にリジュランのようなスキンブースターも一緒に受けられますか?
リジュラン(ポリヌクレオチドベースのスキンブースター)は、肌の保湿・再生を助ける施術で、ウルセラ・ソフウェーブが狙う筋膜層・真皮中間層より浅い層に作用します。目的が異なるため、同じ滞在期間内で併用計画が可能な場合が多いですが、施術部位が重なったり肌が敏感な時期であれば間隔を空けるほうが安全なため、相談時に順序を一緒に決めます。
Q. ウルセラとソフウェーブのうち、リトオとより相性のよい組み合わせはありますか?
リトオ(コラーゲン・ECM再生補助施術)は、肌構造そのものの再生を助けるアプローチで、ウルセラが扱う筋膜層のリフティングやソフウェーブが扱う真皮層のタイトニングのどちらとも目的が重ならないため、併用を検討できます。ただし回復時期と刺激の強さが異なるため、先に受けた施術の回復状態を確認したうえで順序と間隔を決めるのが正確です。
Q. ソウル滞在の予定が短いのですが、江南で当日相談してすぐ施術を受けられますか?
事前に肌状態と希望する結果をオンラインで共有していただければ、来院当日の相談と同時に、ウルセラ・ソフウェーブのうち適した施術をすぐに行うことが多いです。ただし、2つの施術をどちらも希望する場合や他の施術との併用を考える場合は、回復スケジュールを踏まえて滞在期間内の日程を事前に相談で調整することをおすすめします。
Q1. 痛みが心配ですが、かなり痛いですか?
2つの施術とも軟膏麻酔後に行うため、十分耐えられるレベルです。ウルセラはDeepSEE™超音波画像で正確なターゲット層にエネルギーを照射するため、思ったより痛みが強くないという方が多く、ソフウェーブもクーリングシステムのおかげで比較的快適に受けられます。
Q2. 2つの施術を同じ日に一緒に受けられますか?
はい、可能です。ウルセラとソフウェーブはターゲット深度が異なるため、同じ日に併用できますし、むしろ同時に受けることで皮膚全層への相乗効果が期待できます。ただし個人の肌状態によっては間隔を空けたほうがよい場合もあるため、相談時に確認が必要です。

Q3. 効果はどのくらい続きますか?
2つの施術とも1~2年ほど効果が維持されます。ただし肌の老化は続くため、年1回ほどのメンテナンス施術を受けると効果をより長く保てます。
Q4. ソフウェーブだけでたるんだあごのラインを引き締められますか?
ソフウェーブは真皮層のタイトニングに特化した施術なので、軽度のたるみには効果的です。ただし、あごのラインがかなり崩れていたり、たるみが強い場合は、筋膜層まで深く刺激するウルセラを先に検討するか、2つの施術を併用するのがよいです。
Q5. ウルセラの頬こけの副作用が心配です。
頬こけは、エネルギーが筋膜層ではなく脂肪層に伝わると起こることがあります。最新のウルセラプライムはリアルタイム画像技術が大きく改善され、より正確なターゲティングが可能になっており、熟練した専門医が施術すればこのような副作用のリスクは非常に低いです。施術者の経験と技術力が特に重要な施術です。
Q6. 施術後の日常生活に支障はありますか?
2つの施術ともダウンタイムはほとんどありません。施術直後に少し赤みや腫れが出ることはありますが、ほとんどは当日または1~2日以内に消え、施術当日から日常生活に戻れます。
Q7. 何歳から受けられますか?
一般的には30代半ば以降から肌の弾力低下が始まるため、予防的なケアとして30代から始める方が多いです。肌状態は個人差があるため、年齢よりも現在の肌状態を基準に判断するのがよいです。
ウルセラとソフウェーブは、どちらか一方が絶対的に優れているのではなく、それぞれ異なる目的に最適化された施術です。深いリフティングが必要か、表面的な弾力改善が必要かによって選択が変わるべきです。
最も大切なのは、ご自身の肌状態を正確に診断してもらい、それに合った施術計画を立てることです。ご不明な点があれば、気軽にご相談予約ください。
参考文献