DIORE CLINIC
4.8(400+)
筋肉ではなく皮膚に入れる微量ボトックス。表情はそのままに、肌のきめだけを整える施術
💡 ひと目で見る
・スキンボトックスは、希釈したボツリヌストキシンを真皮層に細かく多点注射し、皮脂・毛穴・小じわ・肌のきめを改善する施術です。
・筋肉ではなく皮膚そのものに作用するため、表情の変化なく肌質を整えることが目的です。
・Shah(2008)の臨床では、20人中17人が1か月後に皮脂分泌と毛穴の大きさの改善を報告しました。
・効果は3~7日目から始まり、2週ごろに最大となり、約3~4か月持続します。
・こんな方におすすめ:毛穴が広く顔がよくテカる方、目元・口元の小じわは気になるが表情が固くなるのは避けたい方。
スキンボトックス(マイクロボトックス、Microbotox、Skin Botox、Mesobotox、スキンボトックス、水光肉毒、微滴肉毒)は、希釈したボツリヌストキシンA型を顔の皮膚の真皮層にごく小さな滴として何度も分けて注射する施術です。一般的なボトックスがしわを作る筋肉の深い部分に入るのに対し、スキンボトックスは皮膚の内側に浅くとどまり、皮脂腺・毛穴周囲の組織・微細な表情筋の上部にだけ作用します。
そのため結果が異なります。一般的なボトックスが「しわが伸びる」ものだとすれば、スキンボトックスは「肌がなめらかになり、テカリが減る」に近い施術です。表情が不自然になるのを心配してボトックスをためらっていた方が多く選ぶ理由でもあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施術の種類 | 注射施術(真皮内の微細多点注射) |
| 作用原理 | 希釈トキシンが皮脂腺・立毛筋・表在性微小筋に局所作用 |
| 施術時間 | 約15~20分 |
| 麻酔 | 麻酔クリーム(約20~30分塗布) |
| ダウンタイム | ほぼなし — 注射跡・軽い発赤が数時間~1日 |
| 痛み | 約2~3/10(麻酔クリーム使用時) |
| 効果発現 | 3~7日目から、2週ごろ最大 |
| 効果持続 | 約3~4か月 |
| 推奨回数 | 3~4か月間隔で繰り返し、初期2~3回で満足度が上がりやすい |
| 適応 | 広い毛穴、過剰な皮脂、小じわ、粗い肌質 |
| 非適応 | 妊娠・授乳中、神経筋疾患、トキシン過敏反応の既往、施術部位の感染 |
一般的なボトックスが筋層に注射されるのに対し、スキンボトックスが真皮層に浅く多点注射される深さの違いを示す皮膚断面図
同じ薬剤でも、注射の深さが違えば作用する組織が変わります。
ボツリヌストキシンは神経終末でアセチルコリン(神経が組織へ命令を伝える信号物質)の分泌を抑えます。筋肉に注射すると筋肉がゆるみ、真皮に浅く注射すると皮膚内の別の構造に影響します。
第一に、皮脂腺です。皮脂腺はコリン作動性神経の調節を受けており、トキシンがこの伝達を遮断すると皮脂分泌が減ります。2021年のToxins掲載レビューはこの機序を整理し、脂漏性皮膚やニキビへの応用根拠を検討しました。さらに2022年の細胞実験では、ピコモル濃度のトキシンが皮脂細胞の脂質産生そのものを直接調節する結果も報告されています。つまり、神経経路だけでなく皮脂細胞への直接作用も関与する可能性があります。
第二に、立毛筋(毛穴に付着して鳥肌を立てる小さな筋肉)です。この筋肉がゆるむと毛穴を引っ張る力が弱まり、毛穴が開きにくく見えます。

第三に、表在性の微細な表情筋です。皮膚のすぐ下にある浅い筋線維だけが部分的にゆるむため、小じわは減りつつ大きな表情は保たれます。
皮脂調整、毛穴縮小、小じわ緩和の3つの作用をそれぞれ示すスキンボトックスの機序模式図
スキンボトックスは1つの薬剤で、皮脂・毛穴・小じわの3つに同時に作用します。
臨床的根拠としては、Shah(2008、Journal of Drugs in Dermatology)の研究がよく引用されます。真皮内トキシン注射を受けた20人中17人が1か月時点で皮脂分泌の減少を、同じく17人が毛穴サイズの縮小を報告しました。2023年のAesthetic Surgery Journalには、毛穴・皮膚の弾力・皮脂コントロール・瘢痕に対する真皮内マイクロドーズの活用を扱った専門家ラウンドテーブルが掲載され、臨床プロトコルが標準化へ向かっている流れが示されています。
逆に、深く刻まれたしわ、ボリュームが減った部位、強いたるみはスキンボトックスでは改善できません。その場合はフィラーやリフティング系の施術が適しています。
洗顔後に麻酔クリームを20~30分塗布し、非常に細い針で顔全体またはTゾーン・頬など希望部位に細かく分けて注射します。注射自体は15~20分で終わり、施術直後は小さな赤い点が見えることがありますが、通常は数時間以内に落ち着きます。施術当日の夜から普段どおり洗顔でき、翌日からメイクも可能です。
当院ではスキンボトックスを「顔全体に同じ量」で入れません。皮脂分泌と毛穴の状態は部位ごとに異なるため、鼻やおでこ中央のように皮脂が多い部位と、頬の外側のように乾燥しやすい部位で用量を変えて設計します。また、目元・口元では注射の深さが少し違うだけでも表情に影響することがあるため、この部位は肌美容専門の医療スタッフが深さを細かく調整して施術します。
初回は保守的な用量で始め、2週間後に反応を確認して次回の用量を調整する方法をおすすめします。トキシンへの反応には個人差が大きいためです。
スキンボトックスは、薬剤そのものよりも希釈濃度と注射の深さの設計が結果を左右する施術です。ソウルで施術を検討するなら、正規品トキシンの使用に加え、顔の部位ごとに用量を分けて設計しているかを確認するとよいでしょう。江南駅近くのディオレクリニック(DIORE Clinic, Seoul)では、肌美容専門の医療スタッフが皮脂・毛穴の状態を部位ごとに評価したうえで直接施術し、海外患者向けの外国語相談チャネルも運営しています。

Q1. スキンボトックスを打つと表情が不自然になりますか?
一般的なボトックスと違い、真皮層に浅く少量ずつ注射するため、大きな表情筋にはほとんど影響しません。ただし、目元・口元のような浅い部位で深さを誤ると一時的に表情が不自然になることがあるため、施術者の注射深度の調整が重要です。
Q2. スキンボトックスの効果は何日で出ますか?
通常3~7日目から肌がなめらかになり、テカリが減るのを感じ、2週ごろに最大効果に達します。毛穴改善は皮脂減少が先行して体感されるため、2~4週の時点でよりはっきりします。
Q3. スキンボトックスと水光注射(スキンブースター)、どちらが良いですか?
目的が異なります。スキンボトックスは皮脂分泌を抑え、毛穴を引き締めることに強みがあり、水光注射は水分とボリュームを補って、しっとり感とツヤを与える施術です。脂性肌・毛穴が気になるならスキンボトックス、乾燥・くすみが気になるならスキンブースターが優先で、両方を組み合わせて設計することも多いです。
Q4. スキンボトックス後に運動やサウナをしてもいいですか?
施術後24時間はサウナ・チムジルバン・激しい運動を避けるのがよいです。熱と血流増加が薬剤の拡散に影響することがあるためです。翌日からは普段どおり生活できます。
Q5. ニキビがあってもスキンボトックスを受けられますか?
皮脂分泌を減らす効果から、脂漏性皮膚やニキビ傾向のある方に役立つ可能性があるという研究が報告されています。ただし、炎症の強い活動性ニキビがある場合は、先に炎症治療を行ってから進めるのが安全です。
スキンボトックスは「しわをなくすボトックス」ではなく、「肌の質感を整えるボトックス」です。毛穴と皮脂が主な悩みで、表情の変化は望まない方にはよい選択ですが、ボリュームロスや深いしわには別のアプローチが必要です。どの施術が合うかは、肌質と皮脂状態を直接確認したうえで決めるのが正確です。
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ℹ️ 本コンテンツは一般的な医療情報の提供を目的としており、個別診療に代わるものではありません。施術結果は個人の肌状態によって異なる場合があり、正確な診断と相談は肌美容専門の医療スタッフと行ってください。
参考文献